『幸せ』は、何かを諦めないと手にできないもの(男女)
先日地上波で放送された是枝裕和監督『海よりもまだ深く』という映画で樹木希林さんが役の中で発したセリフです。色々な婚活男女を見てきた私には、もの凄く刺さる言葉でした。劇中では夢を諦められない男が、それを追いかけ過ぎて、家庭を壊してしまうという内容でしたが、ご縁を結ぶ婚活でも同じことだと思います。
理想を追いかけ過ぎて、年齢だけが過ぎていってしまう現実。年齢が高くなるにつれて、さらに理想まで高くなる方。
私は相手に失礼なので、妥協という言葉は好きではありませんが、自分の立ち位置を認識して、いいところで諦めるのは決して悪いことではないと思います。
諦められない方は、いつまで経っても満足できない様に思います。その状態では仮に結婚できたとしても長続きするのは難しいかと思います。
パートナーのことを思い、聞いても教えてはくれないでしょうが、今幸せな方は、何かしらを諦めて手にしてるのではないでしょうか。
結婚は、共に生活をすることです。綺麗事ではないのです。背伸びして結婚できても、育ってきた環境や、価値観、考え方などが掛け離れていたら、おそらく結婚生活を続けていくことは困難でしょう。
初めからなんの苦労もなく、結婚生活をしたいという考え方は捨て、多少のことは我慢して、大らかな気持ちで相手を思いやる。話し合って自分が譲れるところは譲る努力をする。
その気持ちがお互い最低限求められます。
その先に幸せが待っているのだと私は考えます。
私の推奨する婚活の着地点は、『ちょうどよい相手』と末永く幸せな家庭を築くことです。